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愛すべき存在。その美しさの理由

愛すべき存在。その美しさの理由

こんばんは。

本田裕子です。

今日のお題は、【愛すべき存在。その美しさの理由】です。

日付け変わって、一昨日、私はマリーアントワネット展に行ってきました。

いや〜平日なのに、めちゃめちゃ混んでました。

世の中にはたくさんのプリンセスストーリがあるけれど、さすが抜群の知名度と人気を誇るマリーアントワネット。

マリーアントワネットが生まれてから14歳でフランスに嫁ぎ、子をなして、幽閉、処刑と進むその激動の生涯を、肖像画はもちろん、彼女の愛した食器や漆器、家具、身に着けた衣服、そして革命期の資料など、美術的、歴史的に貴重な200点あまりの品々と共にたどってきました。

今回はじめて知ったのですが、彼女と彼女のお母さま(マリア・テレジア)は、日本の漆器が好きだったんだそう。

(私はマリア・テレジアの書籍は昔、けっこう読んでたのに知らなかった)

そして、マリア・テレジアが亡くなった時に、そのコレクションの一部を譲り受けたそうで、それはそれは見事な品でした✨

わたしは何よりマリーアントワネットの内面が大好き♡

ちょっとワガママだけど、素直で自分に正直。美的センスやこだわり。潔さ。気品♡

いろんなことを言われてますが、若いころの(嫁いだ先でも)マリーアントワネットは、自由奔放な振る舞いを見せ、いかなる予定も守らず宮廷でのエチケットや読書のような真面目な活動さえもおろそかにし、馬に乗ったり、狩りをしたりしてたそう(笑)で、
純粋さと無邪気さの狭間で時に誤解されながらも、母となり、王政の危機が迫ると知恵と行動力で必死に夫と家族を守ろうとした。

マリーアントワネットは、悪女でも聖女でもない、実に素直で人間味のある“愛すべき存在”だと思うのです♡

確かにマリーアントワネットは浪費家で、派手な暮らしを好んでいたけれど、

先ほども書いたように、喜びや悲しみを素直に表していて、夫のルイ16世もそんな王妃を非常にいとおしく思っていたと。

ここで、ガラッと話は変わるけれど、

子供が、いわゆる“引きこもり”になる大きな要因の一つに、親が喜んだり悲しんだりモノに感動したり、ってことがあまりない感情に乏しい人間であることが多いのだそう。

確かに感情のない人間と一緒に暮らすのは、想像しただけで私はキツいなあ。

いちばん側にいる人に、感動や感情がないと、大人だって、心が“ひきこもり”になってしまっても不思議じゃないし、生命力みたいなものを失うんじゃないかしら。

女性だと、感動や感情、感度が乏しいのは、
単純に、“つまらない女”。

すぐ側にいる人に、生きることの楽しさを教えられない女、そして生きることの大変さ(喜びや悲しみ)を一緒にかみしめることのできない女。

そして、そういう女は男をダメにする。

まるで青々とした葉をつけた木を、1年1年ちょっとずつ枯らしてしまうように・・。

実際に、たくさんの人を見てきた実例から〜私の主観ですが確かな見解(╹◡╹)✨

また逆に、
もちろん、マリーアントワネットまでとはいかないけれど、マリーアントワネットばりに華やかで、ちょっぴりワガママな女性を恋人や奥様にもつ男性が

「俺の彼女(奥さん)は、華やかでワガママだから大変なんだよ」と嬉しそうに言っていたりする。

中でも、
いい男ほど、そう言うのである♡

もちろん、ワガママと言っても可愛いレベルの女性の無邪気さは言うまでもなく、

男性は、愛する女の喜ぶ顔が見たいから外で頑張っていて、例えばささやかな贅沢でもカラダ中で喜びを表現する女を、心から喜ぶ女をいとおしいと思うのだ。

そう、
いい男ほど愛する女性を喜ばせたくって、愛する女性の笑顔を原動力にしているのです。

あ、話を戻します。

マリーアントワネットの最期にも私は、心が震えました。

それは、マリーアントワネットが夫であるルイ16世の妹(マダム・エリザベト)に宛てて書いた手紙(遺書⁈)を読んで。

かなり長いので、資料から所々を抜粋↓

……
妹よ、あなたに最後の手紙をしたためています。

たった今、私は死刑判決を受けてきたところです。

死刑は犯罪人にとってのみ恥ずべきもので
私にとっては、あなたの兄上に会いに行くようにという判決なのです。

あの方と同じく無実の私は、最後の時にやはりあの方と同じように、毅然とした態度を示したいと思っています。

良心に咎めるものが何もない人がそうであるように、私も平静です。

どうか二人の子供に代わって私からの祝福をお受けください。

いつか、あの子たちが大きくなって、あなたと一緒になり、あなたの優しいお世話を受けられるようにと願います。

二人は私がいつも言い聞かせてきたことを考えてくれますように。

それは義務を果たすことが人生において最も大切なことだということを。

互いに友情と信頼を寄せあえば幸せになれるということを。

娘は姉として、弟に優る経験と彼への愛情から、弟をいつも助けてあげますように。

息子も姉の優しい世話に対し愛情を持って応えてくれますように。

どんな境遇にいようとも、二人が仲良く力を合わせれば本当に幸せになれるということをわかってくれますように。

幸せなときは、それを友人と分かつことで喜びが2倍になるのです。

自分の家族以上に優しく大切に思える友人がどこにいるというのでしょう。

私がみなさまに、とりわけあなたに、知らず知らずのうちに与えた苦しみをどうかお許しください。

私に敵対する者が加えた危害を私は許します。

この場で叔母様方、兄弟姉妹のみなさまに最後のお別れを申し上げます。

さようなら、さようなら
後はもう、神に一切をお任せするだけです。

……

↑この手紙と最期のマリーアントワネット。

彼女の救出を警戒し、3万人の憲兵が動員。

多くの見物人も詰め掛け、その間も背筋を伸ばして真っ直ぐ前を見据え、付き添いの僧侶とも口をきかずに群集を黙って見ていたそうで、最後まで毅然とした態度で処刑台の階段を登ったマリーアントワネット。

あれほどファッションを愛し、豪華絢爛なドレスに身を包んで暮らした彼女が最期に身に付けたのは、質素な白いチュニック。

群がる民衆たちの好奇と憎悪にみちた表情とは対照的に、最後の最後まで気品を失わず静かに死に向かった潔さ。

ああ、こうして書いててまた涙が・・

自分に正直に生きるのは、ほんとに清々しく美しい。

話が脱線しまくりのまま終わります。笑

とてもとても素敵な時間でした♡

本日もお読みくださり、ありがとうございました。

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