【史上最高のスピーチ】
2つ前の記事に、「寄ってみれば悲劇に見えることも、引いてみれば喜劇に見える」というチャップリンの言葉をシェアしました。
わたしは個人的に、チャップリンの考え方や在り方にもとても影響を受けてきて、信念をつらぬいたところも心底感動&何度も鳥肌が立ちました♡
例えば、今でこそ多くの人から愛されている映画🎬「独裁者」は、時代が時代だけに相応の圧力がかかっていて。
(情報源は昔、読んだ📕「チャップリンとヒトラー」から)
チャップリンは、「人々には笑いが必要だ!今こそ独裁者を笑い飛ばすべきだ」という強い信念を持っていて作った作品。
ただ、当時のヒトラー人気も凄まじくて、たくさんの抗議文や脅迫等に、チャップリンはひどく苦しめられた上、母国であるイギリスからも、同業者からも、民衆からも見放され・・それでも制作を断念せず、自分の信念を貫いたチャップリン。
ヒトラーに打ち勝つために、↑上記のメッセージを世の中に届けるために。
(ちなみに、この本には制作過程も書かれていて、チャップリンの映画に対するこだわりも凄まじくて興味深く面白いです)
中でもチャップリンが最もこだわったシーンが、史上最高のスピーチと言われている、最後の感動的なスピーチ。
(このスピーチは考え抜いた末のメッセージと演出だったことからも、本当この映画の重みが増します)
そして、喜劇王は独裁者を笑い飛ばすことに成功したのです。
(チャップリンが面白おかしくヒトラーの真似をして笑いものにしたことによって、人々はヒトラーを恐れなくなり、ヒトラーは自分の誇るべき演説の力を失います)
ただ、こうしてヒトラーが敗れ去った後(大戦後)、チャップリンはマッカーシズムの観点からメディア攻撃にさらされ、どんどん評判が落ちていきます。
(この本には、当時のチャップリンに関する評価記事などが載った新聞や雑誌etcが色々と参照されているけれど👀その殆んどがその場限りの意見やデタラメばっか!)
平気で嘘を書いたり、あとになって批判から賞賛へ意見を変えたり。。。
意見をコロコロ変えるメディア、
自分で考えずに、メディアの言われるままに導かれてしまう多くの人々。。。
とにかく一貫して伝わってきたのは、
メディアや民衆の移ろいやすさでした。
……
わたしは思うのだけど、
世間というのは せちがないもの。
同じことをやっても
褒められたり、批判されたり…ね。
世間の評価なんて本当アテにならないから、
「指標」程度に活用するのがいい。
(世間の評価を軸にすると、自分を見失いますから)
そんでもって、
ほんと情報は溢れかえっていますから、
惑わされずに、自分で考える力が、めちゃくちゃ大事!
……
最後に、チャップリンのスピーチから
わたしの好きなところを
一部抜粋して〆ます💁🏻♀️
★私たちは皆、助け合いたいのだ。人間とはそういうものなんだ。私たちは皆、他人の不幸ではなく、お互いの幸福と寄り添って生きたいのだ。私たちは憎み合ったり、見下し合ったりなどしたくないのだ。
★知識は私たちを皮肉にし、知恵は私たちを冷たく、薄情にした。私たちは考え過ぎで、感じなさ過ぎる。
★君たちは機械じゃない。君たちは家畜じゃない。君たちは人間だ。心に人類愛を持った人間だ。憎んではいけない。愛されない者が憎むのだ。愛されず、自然に反するものだけだ。
★機械よりも、人類愛が必要なのだ。賢さよりも、優しさ、思いやりが必要なのだ。
……
今日も来てくれて有難う🙏^ ^♡