天地ことごとく自己ならぬがなし

【天地ことごとく自己ならぬがなし】

全世界とは、自分の心のこと。

世界の中に自分がいるのではなく、

実は、自分の中に世界が存在している。

（これは過去の私のYouTube🎥

「意識の変容・意識の反転」でも詳しく話しています）https://youtu.be/MKRe7xZUx28

なので、家族や町や村、国というのは、

頭のなかの概念にすぎません。

心が慈しみで満たされると

（＝慈悲の心が育ってくると）、

そうした狭い概念は消えて

慈しみだけが残る。

宇宙が広大であるように慈悲も広大。

（＝慈悲はすべてを包み込む）

……

そういえば、慈悲の瞑想のフルバージョンの最後に↓

・私の嫌いな人々も幸せでありますように

・私の嫌いな人々の悩み苦しみが無くなりますように

・私の嫌いな人々の願い事が叶えられますように

・私の嫌いな人々にも悟りの光が現れますように

・私を嫌っている人々も幸せでありますように

・私を嫌っている人々の悩み苦しみが無くなりますように

・私を嫌っている人々の願い事が叶えられますように

・私を嫌っている人々にも悟りの光が現れますように

・生きとし生けるものが幸せでありますように

↑というフレーズがありますが、

まさに慈しみは、

「嫌いな生命にはちょっとだけ＆低い質の慈しみを」とか、家族や好きな生命には沢山＆高い質の慈しみを」とかっていうことはできない。

なぜなら、

頭でどんなことを言ったり、

表層的に色んなことを思ったりしても、

本質の深いところでは、どうやっても

差別したり、完全に分けることはできないから。

慈しみを、上に、下に、

そして、四方八方へと広げよう。

朝でも1日のうちの数分からでも

祈りでも瞑想でもいいので

慈しみを広げてみよう♡

そのとき、

自分と宇宙とのあいだには、

何も壁がありません。

他の生命とのあいだに

分離もありません。

慈しみは全体を満たし、

あなたの見る世界の隅々まで

広がっていきます💞

私は、毎朝の太陽礼拝（ヨガ）や六方拝に加えて、慈悲の祈りをして1日をスタートするようにしています🧘🏻‍♀️

私ら前日にどんなことがあっても、

朝からこんなに

歓喜と感謝に包まれるなんて、

正直、我ながら驚きとともに

また、さらなる感謝に包まれます。

こうして「心」という道具を育て、

本心（源の御心）と一体となっていく

過程も有難い🙏

そういえば💡

中村天風さんのお言葉で↓

「人間が人間として生きていくのに

一番大切なのは、頭の良し悪しではなく、心の良し悪しだ。」というお言葉がありますが、本当そうですよね。

あ、あと１つ🌟

今日、わたしが書いた内容を

よりわかりやすく明確に

天風さんが言われていますので↓

最後に引用して終わります。

……

『天地にあるものはただ一つ。どうだい？ただ一つなんだ。自分だけただ一人あるっていうんだ。

気がついてごらん。自分を空の方面から見てごらん。天地ことごとく自己ならぬがなしとなる。それが物我一如。一列一体の心境。だから私は、あなた方を見ても、みんな自分だと思ってるんだ。

かく言う私なんかがそうだったの、最初。自分と他とを区別して、やたらと自分、むこうということを思ってたから骨が折れたんだねぇ。さっきそう言ったじゃないか。いっさいの衆生はみな我れと同じ。そうなると楽だよ。自分と他人というものは離れたものじゃないということがわかってくるもん。

自分ひとりで、やれ、うれしいの、悲しいの、やれ、楽しいの、偉いの、俺は悟ってるの、悟らないの、いや、安心してるの、安泰だの、いや、駄目だの、何だのかんだの、滑った、転んだの、これは自分ひとり、他と区別しちまってるからです。

なんでもかんでも自分ひとりというふうにしちまえばいいじゃないか。あれも俺ひとり、これも俺だと、こう思ってる。万人のためだとか、他人のためだとかというのは方便なんだから、することも言うこともすべてみんな他人のためになっちゃってりゃいいんだもん。だけど、最初は他人のためということから入っていかなきゃ駄目だ、やっぱりね。』

（↑中村天風「盛大な人生」より引用）

……

合掌🙏