こんばんは。
本田裕子です。
今日のお題は、【“◯◯力”のある人ほど知ったかぶらない】です。
紫陽花の花言葉には、良い意味のもの、悪い意味のもの、両方あるのだそう。
良いものには、
「あなたは元気な女性だ」とか、
「辛抱強い愛情」など。
悪いものには、
「あなたは美しいけれど冷酷だ」とか、
「移り気」「無情」など。
昔、わたしの人生に多大な影響を与えて下さった某おじいちゃんや、尊敬する人が言っていたのだけど
たとえば一例として、
一流のソムリエは、常に一流のワインに触れているし、一流の鑑定士もいい古物ばかりに触れていると。
つまり、「勘」は、教科書から身につけられるものではなく、頭で理解する知識でもなく、一流のものに触れて、感じて、体に染み込ませていくものだと。
確かに、肌触りや雰囲気、印象といったことや感覚は、実際の体験や体感を通して身につけていくものだと思う。
感じたことしか書けない人や話せない人も一杯いて、それは書いた人の体験や体感なのだから、正しいも間違いもないと思う。
教科書通りのことや正論は、個人的に響かないし、その人の体験や体感から話していることは、破天荒なことでも逆に綺麗事だとしても、わたしは響く。
違う角度から一言でいうと、人は自分の信じたものが、その人にとっての真実。
……
今日は、たまたま「愛」についてLINEをいただき、↓わたしの感じたこと移動中で少し遅刻しそうだったから(^_^;)感じたままに急いで御返事したのだけど、「愛」って抽象度が高いし、人それぞれが感じてるフィルターでいいと思う。
というのも、別件で先日、
「あの人は本当の愛を知らないから人として微妙~!」とか、
「あの人は愛が何か知らないのよ。かわいそうよね!」
って話をしてる人がいて
「じゃあ、本当の愛って何?」
「あなたの愛が正しいの?」
率直に感じた性格の悪いわたしw
……
そして、
こちらはいい例なので、先週わたしが実際にした会話のシェアとして、
「本当に人を愛する」とは、
自分の感情に翻弄されたり、我慢できなかったり、どうしようもなく苦しくなったりするものじゃない?と聞かれました。
それもあるし、切なさや色んな感情を含め人を愛することで感じる感情って貴重で尊いし、感じていいと思う。(と、わたし)
そして、「人を愛する」とは、自分たちさえ良ければいいのではないっていうのが、わたしの個人的な価値観。
すると、
「今まで本田さんは、本当に人を愛したことある?」って聞かれました。
相手が素直に感じたことは聞きたいし、そこに反論する気持ちは全くなく、わたしも素直に知りたいと思った点は、
「柔軟になったなあ、わたし♡」って勝手に自分の成長を喜んだりして(^∀^)笑
(最近つくづく感じるのは、若いころ、なんか世の中を悟ったかのようになってた自分が恥ずかしくなるからw)
だって、「本当の愛」って、正直、自分でもわからないなあ、と思ったから。
もちろん、わたしなりには色んな感情を味わったし、苦しさに翻弄されるほど人を愛した経験もある。
個人的には、特に10代の経験の影響があるのか、周りに傷つく人が出る恋愛(わたしの場合は怪我人や死人)とか、
どんな感情を感じてもいいのだけど、だからといって感情のままに周り関係なく、色んな人の人生を狂わせてもいい、とは、やはり思えない。
人に強要はしないけど、わたしは嫌だからしない。
何にしても、わたしは
「責任」だと思っています。
それを、
「冷たい」とか、たとえば紫陽花の花言葉のように、「冷酷な人」だと感じる人もいるのかもしれません。
「自分が正しい!」というのは無駄な争いや戦いをもたらすので、いろんな考えや価値観、そんなフィルターもあるのね~でいい。
自分に正直に。
素直に。
自分なりの誠実さで生きてたら、
自分なりの愛の表現で生きてたら、
楽しいし清々しい。
わたしは、「愛」もそうだけど、
まだまだ知らないことが一杯ある。
そして、
それは、外に答えがあるのではなく、
自分が体験して、体感して、
自分なりの答えを出していけばいいし、
自分なりに表現していきたい。
もちろん、今も、わたしなりの経験から表現していて、それが凄く楽しいからなのだけど。
あ、今日いただいたLINEの話題は、
元々わたしの好きな宇野千代さんの本から、
写メ付きでいただいたの。
千代さんは、
「自分がしたいと思ってしているから、人の眼には、いかにも自分をむなしくして相手にのみ、いそいそとしているように見えるのだろう。自分は相手を愛していた、と絶えず書いていたが、それは相手に対しての愛ではなく、自分がしたいと思ったからする自分の快楽なのであるから、真の意味での愛とは違う」と書かれている。
わたしからすると、それも「愛」だと感じるのです。
わたしは千代さんの書籍をほぼ全て読んでいて、その純粋な心は生き様に現われているから。
動機が純粋だから。
人って、その人の表面ではなく、その背後にある動機に注目してみると、心ってよく見える。
見えないものにこそ、真実が隠されている。
世の中の噂好きな人や、
陰で色々あることないこと言う暇人、
ほとんど実情を知らない人、
知ろうとしない人ほど、
他人のあれこれを知ったかぶって語りたがるから。
尾ひれはひれをつけながら・・。
洞察力のある人や感度の高い人ほど、
多くを知った上で、語らない。
(よく知らない人のことを勝手に決めつけたり知ったかぶらない、噂話をしない)
……